【説明】気持ちのコントロールのためには、そもそも、自分の機嫌が取れないとダメな4つの理由

解説1:重要な言語化することをせず、感情的・論理的に行動してしまう

自分の機嫌を取るために最も重要なことは、あなたが今感じていることを言語化することであることは、カウンセラー界では常識です。でも、普段から私たちは、何か起こった時に感情的に行動してしまったり、論理的に処理することで、言語化することを避けているので、結果的に自分の機嫌を取ることが上手でないことが起こります。

例えば、仕事で理不尽なことをやらされてる場合、誰かに愚痴を言いますよね。これも言語化の一種で、周りに対してはネガティブな側面もありますが、愚痴ってる本人はスッキリしています。

愚痴も言えないような状況だと、自分の機嫌が取れず、心理的にも追い詰められて、気持ちがコントロールできず、発狂したり、急に怒鳴ったりしてしまうことになります。愚痴らなくても、機嫌が悪い時の気持ちを書き出すことを行います。その時に、ただ、むしゃくしゃするという気持ちを書くのではなく、原因と気持ちを書くようにして、その原因を見て、自分から離れることをオススメします。

大抵の原因は人由来で、人は人の考えを変えることは出来ないということは心理学では、当たり前のことなので、自分から必要以外近づかないようにしましょう。

 

解説2:被害妄想と権利意識が強く、他人を恨んでしまう

自分の機嫌が取れない人に多い特徴は、被害妄想と権利意識の強さが挙げられることが知られています。先の言語化で、原因がほぼ他人のせいな人はこれが本質原因の場合があるので、自分を見つめ直して下さい。そもそも、この被害妄想と権利意識の高い人が持つ共通した特徴は、他人からの優しさの許容力のなさということです。

例えば、仕事でアドバイスを貰ったとして、被害妄想な人は自分がやろうとしている方法がダメだからアドバイスしてる、つまり、否定してるんだと思い、権利意識な人は自分が受けるはずのアドバイスは最も早く教えて貰えるはずで、わざと遅くされてると思い、どちらも相手を恨んでしまいます。

でも、その場その場の状況がある訳ですので、自分の思ったタイミングでアドバイスが来ることなんてありませんよね。このように、自分の機嫌を他人任せにしているので、これではコントロールすることなんて出来ないですよね。良く主体的という言葉を耳にしますが、自分の気持ちこそ、主体的に維持・コントロールしなくてはいけません。なので、自分の機嫌を維持するため、意識改革を進めましょう。自分が被害妄想や権利意識が強いかどうかは、自己分析が必要ですので、自己分析を行なって見て下さい。

 

解説3:虚勢を張って、必要以上に目立とうとしてしまう

プライドが高い人にやりがちなことですが、自分の能力以上に期待値を上げている状態なので、よく失敗して、自分の機嫌を悪くすることが起こります。また、目立とうとすることで、他人から悪く言われたりと、機嫌が悪くなる要素が多いので、気持ちのコントロールができなくなってしまいます。

例えば、誰かと比較したりする人はこの傾向が高いです。比較するということは、褒めていても貶していても、本来の自分ではない虚勢を張った自分との対比になっており、自信の無さの証明である。本当に自分に自信がある人達は他人との比較ではなく、整理していることを行なっていることは良く知られたことである。

本当の自分に気付くための他人との整理の方法であるが、自分の得意分野が相手にとってどのくらい出来るのかと相手の得意分野を自分がどれくらい出来るのかということを順番に対比すれば、相手と自分の能力を整理していくことが大事です。自分優位な物差しだけで比較することをやめましょう。

 

解説4:幸せは自分の捉え方と知らず、ポジティブ脳が鍛えられない

あなたはポジティブな脳を持っている人とネガティブな脳を持っている人の差がなんだと考えていますか?性格?経験?もっと根源的な遺伝?これら全て間違いです。また、ポジティブ脳であることが、自分の機嫌を維持することやモチベーション、幸福度に影響を与えることは言うまでもありませんし、ストレスを減らす観点から見ると健康や発育にも有効であることも分かると思います。

では、そのポジティブ脳がどうやって出来るのかというと、ポジティブ脳はただ物事に対する捉え方が違うという後天的なことで成り立っていることは、脳科学では当たり前の事なんですが、知らない人も多いです。

また、日本人は世界での幸福度ランキングでは、先進国最低、全世界で見ても下から数えた方が早いという国です。

例えば、日本ではホームレスが幸せという発想がありませんが、タイやカンボジアなどはホームレスでも幸せという概念があります。これは、たとえ家がなくても、ごはんは屋台で食べれるし、道端で寝ても凍え死ぬわけでもない、最悪、川で魚釣れば大丈夫という感じなので、嫌な仕事続けるより、ホームレスの方がよっぽどましなのである。このように、ホームレスと言えど、人や文化にとって捉え方が異なることが重要な物差しとなり得るのである。

つまり、この物事の捉え方こそが人間の価値観そのものであり、世の中に事実は1つしかないが、その捉え方は千差万別で、その捉え方、いうなれば意見が異なるから、多種多様な人間が生まれるのである。

では、気持ちをコントロールするための捉え方は簡単で、とにかく、ポジティブ思考が大事です。何事も深刻に考えれば、考える程、ムダに高ストレスになり、イライラして失敗することになるので、とにかく、ポジティブに自分が気持ちよくなるように捉えることを実践して下さい。