【モチベーションの3つの特徴とは】自分の機嫌をコントロールする要素を分解してわかったこと

解説1:自分にも相手にも期待していない

自分の機嫌の変化を分解すると、自分の思い通りにならないときに気持ちの変化が生じます。それが、他人のせいであれ、自分のせいであれ、起こってしまい、これをコントロールできない人は嫌われるわけです。このことは、1800年頃にドイツのゲーテが言っていたことで、人類の普遍的な行動であるとも言えます。

この自分の機嫌をコントロールするためには、変化を抑えることが大事となり、そのためには、他人に期待しないことはもちろんだが、自分にも期待してはいけない。

例えば、あなたに部下がいたとして、今日までに書類作成しておいてとお願いしていたが、出来ていなかった。相手に期待していればいるほど、気持ちのコントロールができず、不機嫌になってしまいますよね。

さらに深層を読み解くと、相手への期待というのは、自分が選んだ相手に頼んだ。つまり、自分の選択への期待ということが入っているので、裏切られたという思いに、選択した自分が馬鹿だったという思いも乗ってしまうので、怒りが増してしまうんです。

くじ引きで選んだ相手がやってくれたらラッキーぐらいに思って、対応することが大事です。

これじゃ仕事頼めないよ、と思うなら、仕事を分解し、システム化して、チェックが出来る仕組みにすることで、期待の入り込む余地を消しておく事が必要です。

 

解説2:ギブアンドギブの精神を持ち、NOが言える

よくギブアンドテイクは聞くと思いますが、これは、ともすれば、ギブしたんだからテイクして欲しいという期待が生まれることになります。借りが自分に返ってこなくても良いと思って、どんどんギブしていくことで、自己肯定感が上昇し、どんどんモチベーションが高まることがPHPの研究により知られています。

ただし、ギブすることで、周り回って戻ってくるということとは違うので、注意して下さい。

ギブが周り回って返ってくるということを言っている人は、結局、見返りが欲しいと期待しているので、いつか、疲れてこの行動を辞めてしまいます。とにかく、ギブすることだけの行動を行うことの効果としては、見返りや期待なく与えていることで、周りの人があなたを善意の人、信用できる人と判断してくれるので、あなたが困っていたりすると勝手に助けてくれるようになり、モチベーションが下がるようなこと自体が起こらなくなるので、とにかく、相手にギブしていきましょう。NOを言うこともギブの一つなので、ギブのためにと思って間違ってYESマンにならないように気をつけて下さい。

 

解説3:自分のことが好きで信じている

モチベーションのためには期待しないということだが、だからと言って、自分のことを謙遜することは逆効果であり、ましてや、自分を嫌っていたり、信じていないと、自分だから失敗したんだ。と負の期待が高まってしまうので、逆に注意が必要です。

つまり、自分を好きで信じるとは、自分に期待をかけることじゃなく、自分はここまでできると把握することです。なので、人と比べるのではなく、自分の出来ることを一つひとつ確認していく作業になります。

ただし、これは難しいことじゃなく、誰でも出来ることなのですが、やり方を理解していないことが多いんですね。

例えば、あなたが友達の家で、罰ゲームで作ったことない料理を作る事になったとしましょう。良かれ悪かれ期待している人達は、いきなり、何となく友達に助けて貰いながら、勢いで始めてしまいます。これは考えない人に特徴的な行動で、きちんと考えてない人が、自分自身を把握することはできないですよね。

でも、安心して下さい。あなたが、この場合やるべきことはググることだけです。

知らない料理でも、ググれば、誰かがレシピ挙げてるので、それを見て、方向性の確認や自分が出来ない(知らない)ポイントがないか把握すれば良いんです。

一つひとつのポイントが分解し、理解出来れば、自分を信じて行動出来ますね。そして、出来たと言う経験が積み上がっていくと、自分を好きになれます。

 

 

まとめると、モチベーションのための自分の機嫌をコントロールする要素を分解して現れた3つの特徴である、自分にも相手にも期待しないことや、ギブアンドギブの精神とか、自分を好きで信じることは、期待、つまり、出来るだろう、出来ないだろうという不確実な感覚ではなく、誰でも出来ることや自分の出来ることから成り立っており、つまり、仕組みや能力という確実なものを拠り所にすることで、自分の機嫌をコントロールして、高いモチベーションを維持できるようになります。

まずは、自分の出来ることを一つひとつ洗い出してみましょう。仕事なら、パソコン出来る、ワード出来るとかから見直してみて、自信をつけていって下さい。